廃線調査隊 のと鉄道七尾線

のと鉄道(JR西日本)七尾線1

穴水駅

穴水駅
 のと鉄道能登線の始発駅。元々、JR西日本の駅でのと鉄道はここを起点に蛸島方面の能登線を運営してました。現在はのと鉄道はここから南下した七尾まで第2種鉄道事業者として運営しています。
ホームは2面3線で、側線にはのと鉄道の気動車が留置されています。
 みどりの窓口もありJR券も発券できます。
 ここから北へ延びる本線側の末端区間が今回廃止されました。
 改札前の駅名標は輪島側の駅名が白テープで簡易的に消されていましたが、2番3番線はそのまま掲示されていました。

輪島側のみ白テープで消されている。
輪島・蛸島側を望む

そば屋さんの券売機???


 券売機は、そば屋さんなどにある券売機を流用した物を使用しています。機械が安いのかな?のと鉄道専用のプリペイドカードも使用できます。見たところ1000円のカードのみのようです。詳細は不明です・

 穴水駅の輪島・蛸島側を見ると一見、まだ運転しているかと思われる感じです。でも信号機を見ると輪島側の信号機がそっぽ向いています。信号機が上側に付いているので輪島側が本線だった事が分かります。でもその本線が廃止されるとは・・・。
 下の写真にある線間に建つ白い杭は、雪国でよく見られる、接触限界標です。奥には保守用車兼除雪車です。

蛸島からやってきた七尾行能登線列車

88キロポスト(津幡起点)
 穴水駅の輪島方約500mの所で七尾線の線路は途切れています。と言っても枕木で車止めを作った簡易的な物ですが。もちろん七尾線の場内信号機はそっぽを向いていました。
 両線の線間には赤の敷地区域標があります。これはJR西日本とのと鉄道の境を示すものです。廃線区間の敷地は第三種鉄道事業者のJRのものですので当然ですね。今後の敷地の利用はどうなるのですかね?

輪島側から七尾線の場内信号機を望む
左が七尾線(JR所有)・右が能登線

七尾線と能登線の分岐点
 穴水から約700mの地点で七尾線と能登線は別れます。実際は穴水駅から別れて平行しています。
 右側の能登線側の線路はもちろん現役です。左側が七尾線です。既に列車が走らなくなって約1ヶ月。線路は真っ茶色になってしまいました。撤去工事は行われていません。写真奥にある鉄橋には事故防止の為か進入できないように柵がしてあります。

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