おがえもん廃線研究所 緊急取材

取材日時 2011年8月5日

宮城県・岩手県 三陸沿岸東日本大震災鉄道被害の現状

JR東日本 仙石線


陸前富山駅〜陸前大塚駅間古浦漁港付近の線路

 現在、高城町駅〜矢本駅間が不通です。

 この区間は津波の被害を受けた地区の集団移転等があるため復旧の目処がたっていません。

 運休区間の線路の瓦礫等の撤去はほぼ完了していますが、グニャグニャに曲がったレールや折れた架線柱などはそのままの状態です。

 


野蒜駅舎


窓ガラス類が無くなっている
内側から外にむかって力がかかった事が伺える

JR仙石線野蒜駅
 海岸沿いにあった駅は津波の直撃を受けました。
 駅構内には無数の瓦礫がありました。撤去は完了していますがレールは砂で埋まっています。
 駅舎の窓ガラスは海岸線からの津波の力で内側から外向きにガラスが割れた跡が残っています。津波の力のすごさを物語っています。

 


レールは砂で埋まっている


架線柱はグニャグニャに

駅舎2階の窓に張られた応援メッセージ

 野蒜駅の駅舎の窓に「またあの美しい野蒜をとりもどそう!!」という文字が張られていました。地元の子供達の作品でしょうか?

ぜひ復興を遂げて欲しいと願うばかりです。

矢本駅
 仙石線の末端区間の矢本駅〜石巻駅間は列車の運行は再開されましたが変電所の復旧ができないため電気の供給ができません。そのため気動車での運行されています。

電化区間に気動車が停車する矢本駅

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