おがえもん廃線研究所

筑波鉄道
現地調査 Part3
酒寄駅〜岩瀬駅

酒寄駅跡

 酒寄駅跡も県道拡張のため消えてしまっているのですがホームの半分は残っているのです。草むらに駅名標の枠が残っていました。見逃すところでした。いくつかの廃線本では残っていないと書いてありますが、実は残っていたのです。

田園の中を・・・

 県道の拡張工事区間を抜けると再び廃線跡はサイクリングロードとして顔を見せました。県道はここから小さな山を越え真壁方向へ向かっています。廃線跡は平坦な川沿いを迂回して進んでいます。

紫尾駅跡

 紫尾駅跡の跡です。

 駅舎の跡や駅前はそのままですが駐車場として利用されています。

 駅前ロータリーの一角にあったゴミ捨て場には駅前ゴミ捨て場ご利用のみなさんへという文字を発見。13年経った現在でも地元の方は駅前と呼んでいるようです。

常陸桃山駅跡

 常陸桃山駅跡のホームには2匹の犬が飼われておりワンワン吠えられうるさかったです。犬にしてみれば、廃線跡を探索する私が怪しかったのですかね。

踏切渡板

 常陸桃山駅跡の脇の道に踏切渡板だけが残されていました。なぜ線路と一緒に撤去されなかったのでしょうか?

真壁駅跡

 真壁駅は中間駅で筑波駅に次ぐ乗降客を誇った駅です。駅跡は公園として整備され、トイレなども設置してあります。駅前はバスの駐車場として利用されています。

樺穂駅跡

 この駅は駅前に石材屋があります。現役当時はこの駅から石材を貨物で運搬したそうです。

東飯田駅跡

 東飯田駅は子供たちの遊び場となっていました。駅の脇には駄菓子屋があり、子供たちはホーム上に自転車を止め遊んでいました。彼らが生まれた頃には筑波鉄道は廃止されていたのです。

ここに鉄道が走っていたことを知っているのでしょうか?

雨引駅跡

 雨引駅跡もご多分に漏れずホームだけが残されていました。駅前跡には電話ボックスがポツンと残されていましたが誰か利用する人はいるのでしょうか?その他には、関東ふれあいの道の案内板も残されていますが、13年前のままの状態で残されています。筑波鉄道も記されています。

岩瀬駅跡

 筑波鉄道の終点、岩瀬駅に到着。サイクリングロードもここで終点です。ここで国鉄水戸線に接続してました。数年前まで残っていたそうですが、筑波鉄道のホームや跨線橋は撤去され空き地になっています。

終わりに

 廃線跡のほとんどが、サイクリングロードとして利用され、ほとんどの駅でホームなどが残されていました。

 今後、復活なんてあるかもなんて考えてしまったのは私だけでしょうか?

たぶん無いでしょう。

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