日中線(磐越西線・喜多方駅〜熱塩間)11.6km廃止線
日中線は、栃木県今市市と山形県米沢市を結ぶ東北中央縦貫鉄道野岩羽線の一部として開通した。野岩羽線とは下野(栃木)と福島の岩代、羽前の国(山形)を結ぶと言うことで命名された。しかし結果としては、日中線の熱塩から米沢間は開業せず日中線は廃止された。野岩羽線のうち新藤原〜喜多方間は今も鉄道は運転されている。建設途中で工事凍結であった会津滝ノ原(現・会津高原)〜新藤原間が第三セクター野岩鉄道として開業する事になり、会津地方と東京地方を結ぶ新たな鉄道として再出発した。但し、運行会社はバラバラである。下記参照。
会津若松より南区間は今は重要な路線として活躍しているが、喜多方〜米沢間は戦争激化により建設中止となり、戦後も建設運動が活発になるが交通体系の変化と社会的情勢によって開通することなく、日中線は廃止された。
余談ではあるが、日中線は朝晩のみ列車の運転が行われ、日中は列車の運転は行われていなかった。だから日中線と言うのでは無く、日中という地名からきているそうである。当時は笑い話になっていたのを覚えている。