おがえもん廃線研究所

国鉄広尾線
現地調査 Part1
広尾駅〜大樹駅

終点広尾駅からスタート

広尾駅
 広尾線の調査は終点の広尾駅からスタートしました。
 駅舎は現在も健在でバスターミナルの待合室として活用され、バスの窓口があります。駅舎内は広尾線の記念館も兼ねています。
 改札口もそのまま残されています。駅裏のホームなどがあった場所は車の駐車場となっています。数年前までは、ホームや気動車や貨車がありましたが老朽化が原因で撤去されてしまいまいた。

ちょっとピンぼけしてしまいました

 駅構内跡は鉄道記念公園として整備され、パークゴルフ場として整備されています。

 廃止から1数年が過ぎた今でも町中の道路には広尾駅の案内表示が健在!鉄道の無くなった今でも広尾駅はバスターミナルとして活躍し、街の中心を確立している様にみえました。

 広尾駅を出ると路盤は草むらと化してそのまま残されている。但し線路や橋は全て撤去されています。広尾市街を抜けたあたりの楽古川と広尾線がクロスしていたところには橋はありませんでしたが、橋台が残され、その脇の踏切跡には踏切を示す交通標識が未だに残されています。国道336号線との交差部には楽古跨線橋の看板と無用の施設が残っています。

新生駅

 何も残っていません。路盤跡だけが草むらとして残るのみです。駅脇の道路にはバス待合所らしき建物と自転車置き場がありますが、今は使われていないようで荒れていました。

野塚駅

 野塚駅は集落の中にあった駅で国道から一歩入った住宅の裏手にありました。路盤跡は草むらとなり残ってはいるものの、ここに駅があったことを伝えるのも一切ありませんでした。

 駅があったと思われる場所の裏手はゲートボール場となっていました。

 豊似川に残る橋台、国道から見ることができます。

豊似駅

 豊似駅跡は荒地となっています。線路があったところは一段下がっており、ホームがあった位置がなんとなく分かります。国道のガソリンスタンド裏にあります。

石坂駅

 石坂駅跡は駅前に保育園があります。その名も石坂保育園。駅のあったところと路盤は砂利道として利用されています。

真ん中の赤い屋根付近が駅跡

防雪林に囲まれ今も残る廃線跡

広尾線の廃線跡は畑に戻されているかこのように防雪林に挟まれた状態で残されています。

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