廃線調査隊 足尾線

足尾線休止区間資料

わたらせ渓谷鉄道間藤駅駅舎
 現在の終着駅の間藤駅の駅舎ですが、無人駅です。

中は待合室のみで、町の文化センター?を併設というよりも、文化センターに待合室を併設と表現したほうが正しいかもしれません。

 ホームは一面1線で、折り返し運転している。足尾本山方面にもそのまま、線路が続いている。今にも列車が来そうであるが、昭和48年以降列車は運転されていない。
下記写真は間藤駅ホーム上から足尾本山方面を望む

もう25年は使ってない踏切発見!

 休止の表示がないので一時停止するのかな?

鉄橋も健在!(足尾本山は奥の青の鉄橋の先)
 踏切からすぐのところに鉄橋があります。下はきれいな川(渡良瀬川?)が流れていますが、鉱山の開業当時は、銅山からの排水などで相当汚れていたらしい。足尾銅山は公害問題が発生していたと昔勉強した覚えがある。
 この付近の山々は木材の伐採と銅の精製時に出た煤煙公害で、いまだに木々が育たず、裸山ばかりである。

43 1/2キロポスト
 キロポストを発見しました。たぶん、両毛線との分岐信号所からの距離だと思います。
 廃線区間でないので、キロポストや信号ケーブルなども残っていますが、ケーブルは本当に生きているのかな?一旦休止にすると、営業再開はほとんど絶望なので・・・。もし、再開するとなると新線開業と同じ扱いになるので、大変だそうです。廃止にするともっと大変なので休止にしているのだとおもいますが。

おっ!腕木式信号機!
 トンネルの手前に信号機が、それも、腕木式信号機です。
 これは、足尾本山駅の場内信号機です。ワイヤーも健在ですが、錆びついているので動きません。
 信号機の現示は停止(赤)のままです。当たり前か!進行現示(青)なら、腕木は斜めになります。
 この区間は、崖っぷちなので、落石が多くあるようです。だいぶん危ない区間です。写真でもわかるとおもいますが、線路に多数の落石がありました。
 トンネルを抜けると、終点足尾本山駅です。

終点!足尾本山駅(貨物駅)
 写真は足尾本山駅です。ここに、鉱山があり、貨物の積み込み作業を行っていました。現在は鉱山は閉山していますが。駅構内は、鉱山の会社の所有地のため入ることができませんが、ポイントや信号所などの建物はそのまま残っています。建物は朽ち果てています。しかし、鉱山の会社として、一部利用されているようです。詳細不明。
 奥の山も裸山です。足尾の山々に緑が戻る日は何時くるのであろうか?

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