廃線調査隊 南部縦貫鉄道

休止から2年が経過して・・・
南部縦貫鉄道

盛田牧場前駅
半分ホームが朽ち果て掛けている。

営農大学校前駅

駅名板が朽ち果てて、駅舎の裏にあった。

中野駅
この先の線路は犬の庭と化していた。

天間林駅

 途中駅最大の駅。周りの近代化の建物の中にひっそりと残っている。

道ノ上駅
 民家の裏庭ステーション。手入れが行き届いており、草があまり生えていなかった。

坪川駅
 眺めがよかったこの駅も、草ぼうぼうで眺め悪し!

坪駅

この駅に住み着いていた、猫駅長はどこに行ったのか?

後平駅
 ホームは地元の方が花などを植えている。

西千曳駅
 南部縦貫鉄道の元の始発駅。元の駅舎はここから300m程野辺地方にあった。この駅は沿線で一番新しい駅舎である。この先で旧東北本線と分かれていた。下記写真参考。

 左の写真は、西千曳駅の七戸側の踏切です。東北線は複線電化の際、この区間を付け替えした為、廃止となった。そのため南部縦貫鉄道は西千曳(当時・千曳)〜野辺地間の線路を国鉄から無償で借り受け野辺地へ乗り入れた。それが休止(廃止)のきっかけとなった。国鉄清算事業団から5,000万円で買い取りを迫られたが、のちに裁判で500万円で買い取ることで和解した。

旧・西千曳駅ホーム
 さすが元国鉄のホームだけあって、長いホームが相対式に残っている。しかし、列車が走らなくなったので背丈ほどある草が生えており見渡す事は不可能。
 西千曳〜野辺地間は休止当時は国鉄清算事業団の所有だったが、今は南部縦貫の所有である。ぜひこの区間の買い取りが無題ならないようにしてもらいたい。

 2年ぶりの訪問であったが、ここまで朽ち果てているとは正直思わなかった。地元、七戸町も南部縦貫鉄道に対する思いが無いように見える。それは、七戸町のレールバスのホームページがほとんど更新されていない所にも現れている。もし、ホームページで南部縦貫鉄道の情報を流していれば、レールバスの一般公開にも多数のファンが来たかも知れない。レールバスの情報を流すとうたってながらその役目をほとんど全うしてない。その結果が、七戸駅の売店閉鎖にもつながっていたのではないか?また、沢田鉄道部長の退職もレールバスブーム衰退の一因になったのであろう。七戸町としては新幹線が出来ればよいのであろう。しかし、新幹線が出来るのは20年後と言う話もある。そのころの鉄道はどうなっているのであろうか?ちょっと不安も感じられる。
 いずれにせよ、廃止を休止に変えて現在も残っているのであるので運転再開の夢は残っているのである。
 レールバスの一般公開はぜひ今後も続けていただきたい。

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