〜南部縦貫レールバス瓦版〜
2006年4月号
更新日2006年4月26日

「南部縦貫レールバス瓦版」
立派なものではありませんが毎月1回程度発行予定です。
レールバス愛好会の活動と七戸の様子をお伝えします。

 七戸にも春が来ました。雪解けと同時にレールバスも活動開始しました。イベントへ向けて現在準備中です。3月4月の動きをご紹介!
天間林駅舎解体
唯一残っていた駅舎
 沿線で最後まで残されていた天間林駅舎ですがとうとう解体されてしまいました。昭和60年頃までは有人駅で、列車の交換が可能な駅でした。その後無人化と同時に停留所化されました。
解体は3月26日に行われました。朝から解体され夕方には解体は終了してしまいました。駅舎に着いていた看板は取り外して保存してあります。


映画の撮影にレールバス登場
 十和田市出身の作家川上健一さんの純愛小説「4月になれば彼女は」を原作にした映画「アオグラ」(小林要監督)の撮影にレールバスが活躍しました。

 出演は主人公・沢木役の内田朝陽さん、ヒロイン・みどり役の阪田瑞穂さん、橋爪遼さん、渡辺哲さん、高橋ひとみさんです。


七戸駅が十和田市に
 旧七戸駅が、昭和四十年代の十和田市駅としてセッティングされ、レールバスは十和田鉄道として実際に動かして撮影に使用されました。

 駅舎内も最低限の装飾で当時の雰囲気を出していました。七戸駅がロケ地に選ばれたのも昭和40年代の雰囲気が残っているという理由だそうです。


きっぷうりばはほとんどそのまま

待合室もなかなか良い雰囲気
 レールバスは十和田鉄道と名前を変えられて使用されました。元々、映画の題材が十和田と三沢を舞台にしていたので本来であれば十和田観光電鉄を使用するところだったのですが駅が近代化されてしまったため使用できず七戸駅での撮影になりました。でも昭和43年は十和田市は三本木駅と言っていたのでいいのかな?
 七戸での撮影は町内の色々な場所で行われました。約3週間で撮影は無事終了しました。今年の夏行われる青森映画祭に出展し、秋には全国の映画館で上映される予定です。
レールバスの元気な姿が映画で見ることができますよ。カットされなければ・・・。
お楽しみに!

駅名標復活
 駅名標を復活させました。廃止後撤去されて処分されてしまい、ホームが寂しくなっていました。駅名標は無いのかとの意見がチラホラ出ていたの復活させました。当時の写真を元に試行錯誤して作成しました。木の枠を組み立てて板にトタンを張り、白色のペンキで仕上げるところまではなんとかこぎ着けました。
 一番の難題は文字書きでした。アウトラインがうまくいかず近くでみるとあららという点も否めません。許してくださいませ。駅名板は2番線ホーム上に建立しました。レールバスと共に写真が撮れるようになりました。次は1番線に設置する計画です。

イベントに向けて構内整備
 昨年、工事現場から頂いた砂利山があります。イベントまでにこの山を崩さなければじゃまになるので崩すことになりました。七戸駅構内は八甲田山系の雪解け水の湧水口があるのでこの時期は水びだしになってしまします。そこで水たまりに砂利をまくことになりました。
とりあえず丸1日砂利運びをしたところかなりの量を運ぶことができました。それと同時に水抜き用の溝を掘った結果、水たまりがかなり無くなりました。

砂利運びはかなりの重労働でした。もちろん筋肉痛で次の日は仕事にならなかったのは言うまでもありません。



車両の整備もやってます
 レールバスと並んで人気があるのがキハ104、国鉄キハ10系の中で唯一動態で残されている貴重な車両です。レールバスと共に車両の整備も行っています。昨年は車両内部の床の張り替えに着手しました。今回、イベントに向けて前照灯のペインティングをおこないました。少しずつではありますが104も整備を行っていきます。
イベント時にはデモ走行を予定しておりますが車両への乗車はできません。ご了承下さい。

ビフォー

アフター

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