おがえもん廃線研究所

別府鉄道 野口線
現地調査 Part4
(円長寺駅)〜野口駅

藤原製作所前駅跡
藤原製作所前駅跡
 藤原製作所前駅も藤原休憩所として整備され地元の方の井戸端会議の場所になっておりました。
橋梁をそのまま活用
 沿線で一番の遺構を発見しました。別府川にかかる橋梁が当時のまま遊歩道として活用されていました。

外観は現役当時そのまま

橋梁の上
 別府川を渡るとまもなく野口駅です。緩やかなカーブを描き進みます。途中、またまた、踏切跡にレールを発見!橋梁の活用といい、踏切の線路を残すところといい、加古川市もなかなか気の利いた廃線跡の活用をしてくれるものですね。廃線探索する者にとっては嬉しいものです。

線路がそのまま残る
野口駅跡
 野口線の終点野口駅は国鉄高砂線の駅でもありました。現在は両線とも廃止され、野口駅があったところには記念のホームと台車、駅名板が残されています。ただ、現在残されているホームは廃止末期に使用されていなかったホームが残されているようで。実際に最後まで使用されていたホームは道路へと消えてしまったようです。
おわりに
 大阪に住んでいたときに別府鉄道が無くなるから乗りに行かないか?と友人から誘われました。別府鉄道の存在を知ったのはこのときでした。廃止直前の日曜日(1/29)に乗りに行った覚えがあります。土山から乗車して、別府港まで行き、それから野口へと乗り継ぎました。廃止直前の日曜日ともあって非常に混雑し満員でした。列車はコトコト田園風景の中を走った覚えがあります。別府港駅構内は各車両が展示され、記念撮影をする人も大勢いました。私も数多く写真を撮ったはずなのですが、押入の奥にしまってしまい見つかりません。当時、廃止直前の鉄道の乗り納めをするのは初めてのことでした。少ない小遣いで子供の硬券を記念に買ったのが懐かしい思い出です。
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