おがえもん廃線研究所

調査時期 平成12年12月 

埼玉・川越
西武安比奈線
SEIBU AINA Line
休止線 昭和42年頃休止
南大塚〜安比奈間 3.2km

西武安比奈線とは

 安比奈線(あいな)は西武鉄道が大正14年(1925)に入間川での砂利運搬を目的として建設された貨物線です。昭和42年(1967)に入間川での川砂利の採取が禁止されるまで約40年間の間、貨物列車が走っていました。その後、安比奈線は休止となり、30年以上も列車は走っていません。10年程前、この安比奈線の復活の話が浮上しました。西武新宿線の旅客の急増に対応するため電車の車庫を入間川の河川敷の安比奈に作る計画が発表されました。途中、国道16号線を横切ることから高架化や旅客線化の話まで持ち上がりましが、新宿線の複々線化中止のあおりを受け、その話も今となっては風前の灯火状態になってしまっています。今後の動向が注目されるところである。

休止後の状況

 ほぼ全線にわたり線路が残されていますが、一部道路の新設などで線路が撤去された箇所もあり、すぐに運転できる状況ではありません。終点の安比奈駅は荒れ放題でここに駅があったのかという状況です。線路は土砂で埋まり架線柱は折れ曲がる状況です。

  

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